D.C.ユナイテッドを指揮するウェイン・ルーニー監督が、インテル・マイアミに加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに忠告を与えている。イギリス『タイムズ』が伝えている。
インテル・マイアミは15日、パリ・サンジェルマン(PSG)を退団したメッシの獲得を発表。契約期間は2025年12月末までの2年半となり、受け取る年俸は推定で5000万ドル～6000万ドル(約69億3000万～83億20000万円)とのことだ。
メッシ自身は今回の移籍によって隠居生活に入る気は毛頭なく、メジャーリーグ・サッカー(MLS)での新たな挑戦やタイトル奪取への意気込みを示している。だが、かつて選手としてプレーし、現在は指揮官としてタフなリーグを戦う元マンチェスター・ユナイテッドFWは、MLSの先輩として元バルセロナFWに忠告を行っている。
「彼にとってはすべてが整っている」
「彼は仲間全員を引き連れている！ ブスケッツとジョルディ・アルバがインテル・マイアミと契約し、おそらくイニエスタもそこに加わるだろう。ルイス・スアレスもだ。彼には好きで信頼できる監督(バルセロナ時代に共闘したタタ・マルティーノ)がいる。特にサウジアラビアで起こっていることを考えると、MLSがメッシを惹きつけたことは非常に大きい」
「ただ、彼はここで簡単にはいかないだろう。気が狂っているように聞こえるかもしれないが、ここに加入してくるプレーヤーたちは、リーグが厳しいことを理解している。移動、都市ごとに異なる状況、そしてピッチには多くのエネルギーと激しさが存在する」
なお、メッシのデビューはMLSのクラブとリーガMX(メキシコ1部)のクラブが参加するリーグスカップ、21日のクルス・アスル戦が見込まれている。
PSG加入1年目は様々な要因もあり、想像以上に適応に苦しんだメッシだが、ルーニー監督の忠告を聞き入れつつも、その予想を裏切る華々しいスタートを飾りたいところだ。
